|
|
4. |
購入契約 |
|
中古物件を購入する際は買主と売主との間で値段を含めた色々な交渉を行いますが、新築物件の場合はそのような交渉をビルダーはしません。(不動産バブル崩壊後の状況ではある程度の交渉は出来ましたが、現在はありません) 購入契約はビルダーの作成した契約書が使用されます。契約はビルダーのセールスオフイスで行われますが、エージェントを雇いますと契約時に立ち会います。契約の進行過程で適切なアドバイスや詳しい説明をしますので非常に心強いです。もし遠方に住んでいる場合はその書類が郵送されます(またはイーメイルで送付)。契約完了から数日以内に預託金をビルダー指定のタイトル会社へ電信振込みします。 |
|
|
5. |
自分が希望する内装はビルダーのデザインセンターで選択します |
|
|
購入契約締結から2週間くらい経過した後にデザインセンターへ行き、そこで担当者と一緒に内装の選択をします。例を挙げると、キッチンのカウンターやキャビネット、そしてフロアーの材質など。リビングやベッドルームの床に関してはカーペット、タイルまたは木目調のリノレイムのいずれかを選択。玄関ドアー、ベッドルームのドアーなどの材質やスタイルなどなど。内装選択の範囲は膨大なのでその取り決めには長時間費やされます。最低半日かかります。 |
|
|
|
6. |
フレーム検査(Frame Walkthrough):室内の壁や天井などを取り付ける前の検査 |
|
|
建築工程において屋根と骨組み、配水管と電線の配置が完了した時点で買主はその出来栄えを自分の目で確認することが出来ます。この検査は非常に重要なので必ずその現場へ来られることをお勧めします。私の経験ですが、ビルダーによって出来栄えはまちまちです。たとえば、キッチンカウンターの取り付け具合、階段の板の取り付け具合、その他色々な箇所でずさんな作業をした形跡を発見することがあります。コンセントも間違った場所に設置されることもあります。現場主任と一緒に検査するので、問題点があればどんどんその方に指摘できることがこの検査の最大のポイントです。 |
|
|
|
7. |
決済書類の調印 |
|
|
建築が完了して内部の清掃が済んだ頃に買主はタイトル会社で決済書類に調印をします。そして決済日までに支払いを済ませます。ローンを組んだ場合は頭金を振込み、それを確認後にローン会社から融資金が振り込まれます。現金購入の場合は、一括振込みします。 |
|
|
|
8. |
引渡し前の最終検査 (Final Walkthrough): |
|
|
タイトル会社での調印が終わってから最終検査が行われます。新築ですので建物内部・外部とも非常に綺麗ですが、私の経験を基に言いますと、いたるところで修正箇所があるので買主は慎重に出来栄えの確認作業をする必要があります。例えば、壁の塗装でペンキの薄い箇所があったり、塗装漏れの箇所や、壁に傷があったり、キッチンキャビネットの引き出しの閉まり具合が悪いとか、色々あるかもしれません。この検査には現場主任も立ち会うので、修正箇所は速やかに対応してもらえます。しかし問題点の度合いによっては入居後に修理されることもあります。 |
|
|
|
9. |
引渡し・入居 |
|
すべての支払いが済んでから所有権が買主名で登記されます。それをビルダーが確認してから家の鍵をビルダーのセールスオフイスで受け取ります。電気、水道、ガスなどの公共サービスは買主名義に変更しなければなりません。この作業は速やかに行ってください。ビルダーは数日間の猶予を与えてくれますので、その期間内に完了してください。郵便局でアドレスチェンジもお忘れなく。 |
|
|